逆転人生|世間から見放された不良少年から届いた手紙に、子供の可能性を感じずにはいられない…

2018-11-15 23:09:18

素晴らしいクラスにしてみせる!熱意にあふれた教師がたった一人苦手とした児童とは…

2年目の新米教師が手を焼く問題児とは…

小学生も高学年になると、思春期を迎え、多感な時期です。

クラスに一人くらいは、ちょっとした問題を持つ児童がいるものです。

これは、ある小学校の6年生を担当する男性教師と、一人の男子児童の話です。

 

 

保さん(仮名)は、教師になって2年目で、初めて最高学年である6年生の担任をすることになりました。小学校の集大成である6年生のクラスを、よりよいクラスにし、児童たちのよい思い出にしようと、保さんはとても熱心に指導にあたっていました。

 

保さんはクラスの児童からもとても人気のある教師で、保さんもクラスの児童たちをとても可愛いと感じていました。

でも、ただ一人だけ、保さんが苦手とする男子児童がいたのです。

 

その男子児童は、しょっちゅう授業を遅刻してきました。また、授業に出ても居眠りばかりで、積極的に授業に参加したり手を挙げたりすることもありませんでした。

さらに、その服装はいつもよれよれのTシャツで、だらしなく長い前髪で顔を隠すようにいつも俯いていて、いかにも暗そうな雰囲気でした。

 

いつしか、保さんはその男子児童のことを嫌うようになっていました。

1学期の通知表には、男子児童のダメな点ばかりを羅列していました。

子どもの心では抱えきれない大きな問題が彼の人生を狂わせていた

そんなある日、保さんは、男子児童の過去の通知表記録を見つけました。

そこには、今の男子児童からは想像もできない事柄が書かれていたのです。

 

「いつも笑顔で、友人も多い。下級生にも親切にしている。授業の成績もとても優秀で、今後が期待できる児童です」

それを見たとき、保さんは、

 

別の児童の記録が紛れているのか?

 

と思いました。

しかし、何度確認しても、その記録は男子児童のものでした。

 

そして、その次の欄にはさらに驚くべき内容が書かれていたのです。

「病気の父親の看病を熱心にしている。そのため、たまに遅刻をしてしまうことがある」

さらに次の欄には、

「父親の体調が思わしくなく、看病疲れが出ているようだ。居眠りをすることがあり、成績も下がっている」

保さんは、男子児童の記録に次々と目を通していました。

「父親が死亡。すっかり憔悴しきって、何に対してもやる気が起こらない」

さらにその後には、

「母親は、新しい恋人と暮らすようになり、滅多に家に戻ってこない」

と書かれていました。

 

 

保さんは、恐ろしい気持ちになりました。

劣等生だと思っていた男子児童は、実は深い絶望の底でたった一人で生きていたのです。

 

どうして男子児童の悩みや悲しみに気付いてやれなかったんだ。

 

保さんは、男子児童のことを、ただダメな子だと片付けてしまっていたことをひどく反省しました。

そして、男子児童の心を少しでも悲しみから救ってあげたいとも思いました。

男子児童の真実を知ってしまった保さんは、それからどんな行動に出たのでしょうか。


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